手造りらしさが必要なのか?

赤と黒の眼鏡ケースはパーツ造りから組み立てに掛かります

レザークラフトの諸先輩方の作品を見ると

特に縫う必要も無いフタもフチを縫って手作り感満載!

でもシンプルなデザインにしたいときは縫い目は最低限にしています

ここ最近作った物は縫い目を少なめにしました

 

側面パーツです 厚い皮を形作りの為に先ずはカット

本体縫い付けの為に柔らかい革と貼り合わせます

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左の本体はコバにサンドペーパーを掛け形を整えました

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側面パーツ オモテとウラ面です

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普通は二枚の革を合わせて菱目打ちをしますが 今回はほとんどカーブなので

表面になる革だけに菱目打ちしました

細く切った両面テープで仮留め これは後からシール剥がしの液を塗って剥がして

代わりに接着剤を塗り接着 トコノールを塗って磨きまくります

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縫いながら側の革にひと目づつ鉄筆(目打ちでも可)で孔を空けて縫いました

大変ですがカーブはこれで無いと綺麗に出来ないようです

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縫い上がってコバ(切り口)の処理をします トコノールを塗って磨く

3回繰り返しました

ホック打ちをして出来上がり!
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背面です

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オモテはこんな感じで出来ました

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カーブを縫うには縫い目を綺麗に仕上げるためオモテから縫わなければならない

しかし孔あけは内側からしないと力が入らなくて空かない

潰れない強度も必要なので革は厚くしなければ出来ない

眼鏡ケースは単純な様で難しい・・・